さとーの高専追っかけ日記

昔は学生として,今は職員として高専に通うさとーが,高専生の頑張っている姿についてまとめていきます.

高専生よ,汝はどんな基準で自分を計る?

さて,このエントリーは
Kosen Advent Calendar By Teachers 参加エントリーです.

 
師も走る12月だというのに,
@june29 は余計な仕事を増やしておって…(泣)
というのは冗談ですが,非常に面白い企画だと思います.
可能であれば,25日間続けることができればと思いますので,
興味のある教職員の方は,@june29 にコンタクトを
取っていただければと思います. 

 
ということで,初日を担当させていただきます,
さとうじゅん( @junesa_to ) と申します.
人なりについては こちらに掲載された記事 をご参照下さい. 

 

高専生のみなさん,勉強ちゃんとやっていますかぁー?

おそらく,このエントリーを
好んで見に来るようなみなさんは,
やっていないでしょう…(笑).

 

 

高専生のみなさーん,
ちゃんと,実験・実習取り組んでいますかぁー?

おそらく,
このエントリーを好んで見に来るような人は,
おそらくちゃんと取り組んでいるだろうと推測しています.

 

私は,技術職員として主に実験・実習の補助をしています.

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主戦場としている某高専の実験室


最近,高専生の中には
実験・実習の重要性を理解していない人がいるのでは
と思うことがたまにある.

たまに
「実験やりたくない」とか「早く終わらせて帰りたい」
などの声が聞こえるのである.

実験・実習に携わっている立場からすれば
何とも残念である.

 

積極的に実験に取り組んでくれれば,
こちらも積極的に指導したいと思うのだけど,
消極的にやられてしまうとこちらとしても指導しにくい.

(補足:ちなみに,積極的に取り組んでくれて
結果としてできたのが,こちら
Webの更新はしてないけど,
今でもちゃんと活動しています.)


ちゃんと,今後や将来のことを考えると,
実験・実習の重要性って
自ずとわかってくると思うんですがね….

 

多分,目標とか比較する対象とか今後のことが
明確になっていないんでしょうね….


高専生は,比較するとき誰と比較するのだろうか…?

高校生?

同学年の高校生と比較したがるだろうが,
おそらく,比較にならない.高専生と比べたら,
高校生の方が数段勉強している.

 

たまに通勤で路線バスを使うことがあるが,
始発の6時半頃のバスに乗ると,乗客のほとんどは高校生である.
しかも大抵は参考書をひらいて勉強している.

 おそらく,こんな高専生は通常ではほとんどいないだろう.

 

もちろん,高校生と高専生じゃ走っている距離の長さも,
走りきった後に待っているハードルの大きさも
違っているから仕方ないのかもしれない.

 

しかも,大抵の場合,
高専生は走っている距離が長いから
途中で走り終わった後にある
ハードルの存在を忘れることの方が多い.
再び思い出すのは,高専生活が折り返しに
入ってからのことが大半である.

その期間が取り戻せる位の時間があったらいいが,
取り返せないこともある.

 

だからこそ,高専生には自分を正確に測る
天秤が欲しいのかも知れない. 

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化学実験で使われる天秤

そして,自分を比較すべき自分より
大きな分銅(目標)があればいいと思う.

大きな分銅(目標)と自分を比較することによって,
自分の必要な部分が改めて把握できると思う.

今の高専生には,自分のなかに世界と勝負できるくらい
大きな分銅(目標)を持って,頑張ってもらいたいと思う. 


大きなことを書いちゃったような気がしますけど,
こんな感じでいかがでしょうか…?
 
明日は,舞鶴高専の井上先生です.
楽しみにして待ちましょう.