第1回・科学の甲子園観戦記
今回、3月24~26日にかけて行われた
科学の甲子園に福島高専チームが出場して,その様子を観戦して来たので
まとめてみたいと思います。
会場の兵庫県立体育館
横断幕が出ていました
・筆記試験
クリップモーターカーのみで,実験競技については,科目のみ明らかになっていて
総合競技1はほぼぶっつけ本番の状態でした.
問題等は,こちらに掲載されているのでご興味のある方は御覧下さい.
日程の都合で実験競技1の終盤からの観戦になったので、
そこからの記録になるのでご了承ください。
実験競技1(化学)
ヘスの法則を用いて、Mgリボンを反応させて、
反応熱を求める?ような問題
実験競技2(生物)
植物(双子葉類と単子葉類)の2つからプレパラートを作成、観察を行う。
もっともきれいなものをデジカメで撮影して、プリントアウト。
その後、OHPシートにトレースして、それぞれの部位について説明を書く。
おそらく顕微鏡の扱いは出てくるのではと、予想はしていたのですが、
学生さんに使い方の指導をするまでには至っていなかったのが、少し悔やまれるところです。
総合競技1(甲子園の土)
より多くの甲子園の土を入れて、持ち帰ることができる容器を自作する。
ちなみに、勝負の付け方は容器の体積ではなく、実際に土を詰めたときの土の質量で判断。
うちはシンプルな立方体を作成。1800g程度とそれなりにはいってくれたが、
上位校は、錐を作ってきたところが多かった(錘を支えるための台も併せて作成)。
ところもあったようだが、うちの学生にそこまでのずるさはなかったようである。
総合競技2(クリップモーターカー・フォーミュラーワン)
60分以内で、指定された材料を用いて
クリップモーターカーを作成し、実際にレースを行う。
これは競技課題は事前に公表され、出場校は事前に試作等を重ねている。
動けば何とかなるのだけれど、結局動かないでしまうという、
おそらく、ロボコンをやったことのある人なら感じる
何ともならないもどかしさを感じさせる競技となりました。
きちんと動かしてきたところもそれなりにあり、
さすがに決勝ではそれなりにスピードで勝負が
できるようなレースとなりました。
なお,来年も同様の競技が行われる可能性があるならば、
きっと車体長に関してきちんとルールに記載されるのでないかと思います(笑)。
総合結果は、優勝が埼玉県立浦和、
第2位が滋賀県立膳所、
第3位が愛知県立岡崎、
4位が筑波大学付属駒場となりました。
実験や総合競技で順当に成績を伸ばしたところが
上位に食い込んだような感じがします。
是非とも意欲のある学生さんは、来年以降も参加してもらいたいと思います。