さとーの高専追っかけ日記

昔は学生として,今は職員として高専に通うさとーが,高専生の頑張っている姿についてまとめていきます.

高専カンファレンスin北東北をやってみた?

1月22日に3カ所同時開催の1つとして,「高専カンファレンスin北東北」
岩手県盛岡市のいわて県民情報交流センター(アイーナ)
804A会議室でやってみました.

実行委員長兼言い出しっぺの@さんを始め,
遠方からご参加いただいた皆さん,
東北各地から集まっていただいた学生の皆さん,ありがとうございました.

謝辞

今回の運営全般にわたりまして,岩手のWebコミュニティーである
IWDD(Iwate Web Designers & Developers)
ご協力・後援頂きました.この場を借りて厚く御礼申し上げます.

今回のテーマ

今回個人的に目標にしたのは
「できることは自分でやろう」
運営することは多くても,実際に開催されたとき必要なテクニックについては,
結構他の人に依存していたところが多いので,
今回は可能な限り自分でやってみようと考えていました.


必要であれば,ネットワークやUstもやらなきゃかなぁと思っていました.


ネットワークについては,データ端末をつなげる無線LANルータを用いて,
やや貧弱ではありますが,ネットワークの構築ができたのは良かったかなぁと思っています.


Ustについては,職人@先生がご参加頂いたので,先生にお願いしました.
ありがとうございます.
ただ,アイーナの立地条件的な電波状態が悪かったのは仕方がないところ….
Ustも途中切れてしまって申し訳なりません.


最近の開催だと,スタッフの大人数化や
開催を決めてから実際に開催するまでにかかる時間が長くなっていたので,
「さくっと」「手軽に」やれればという観点で頑張ってみました.
その分一人あたりの作業量は増えてしまいましたが…


当日の内容

当日は,一般発表3件,LTが7件で参加者は16名とこぢんまりとしたカンファとなりましたが,
参加者の内10名は学生さんという,非常に新鮮なカンファとなりました.























時間タイトル発表者
13:30〜13:35前説!!佐藤 潤/@junesa_to
13:35〜13:40開催挨拶@mitaku
13:40〜13:50発表準備+自己紹介タイム
一般発表(発表15分程度+質疑応答5分程度)
13:50〜14:10トヨタ生産方式って何なんだろうね?(仮)@masushin
14:10〜14:30数学って役に立つの?@minami106
14:30〜14:50大きな雲(クラウド)の流れの中で@u1days
14:50〜15:20休憩+プチ懇親会(フリートーク)
Lightning Talks(持ち時間5分)
15:20〜15:25高専時代の思ひ出@mitaku / @kawa_xxx
15:27〜15:32高専生になってみてやぎにい(@magical_reisen)
15:34〜15:39(タイトルは当日発表します) 佐藤 潤/@junesa_to
15:41〜15:46もう一度始めるUstream入門 @kawataso
15:48〜15:53なまけもの高専生とWebサイト@mitaku
15:55〜16:00私の失敗道(仮)丹内 優紀/@scixr
16:02〜16:07告知! 高専カンファレンスinサレジオ2@kawa_xxx
16:10〜16:15次回以降予告 佐藤 潤/@junesa_to
16:15〜16:20実行委員長挨拶@mitaku
16:20〜16:50会場撤収作業みんなで


一般発表は様々なテーマがあり,
@さんによる最近耳にする「クラウド」に関する「大きな雲(クラウド)の流れの中で」
@さんの「トヨタ生産方式ってなんだろうね?」といった
関東自動車工業が立地している岩手県的にはドンピシャの発表もあったりしました.


@さんの「数学って役に立つ?」に関しては,よく作り込まれた発表でした.
この発表を見て,参加者のみなさんが一様に「数学って面白そう」「数学を勉強してみたい」と
tweetしていたのが,凄く印象的でした.


こういう姿が,高専カンファレンスとして目指すべき姿の一つなのかなぁとも感じました.
今勉強している知識が社会でこのように活用されているというのを明示してあげて,
だからこの知識ってちゃんと学ぶ必要があるんだよって教えてあげられれば,
それに対しての重要性を感じてくれて,学生さんの学ぶ意欲をかき立ててあげる.


こんな発表を学生さんに聞かせてあげられるのであれば,
ホントに聞かせてあげたいと感じる発表でした.
#多分,学生の自分がこの発表を聞いていたら数学をきちんとやっていたと思う….


LTは,EM高専カンファレンス(フリーペーパー)にかいた実験が,
実際にLTでできるかを実証実験してみました…
(うそです…,準備ができなかっただけです.
宮沢賢治とかILCといった岩手に関わる話をしたかったのですが….)

中の人によるLTがやや多かったのですが,高専1年生のやぎにいさん,
高専5年生のさいささんの発表がありました.

やぎにいさんは,高専1年生ので登壇でフレッシュな発表でした.
さいささんは,私の後輩(一関高専・物質化学工学科)で,
ETロボコンなどいろいろ取り組んでいて,自分の学生の頃,
こんなに頑張っていたかなぁと反省させられるくらい頑張っている学生さんでした.
(ちなみに,卒研だけは頑張っていたと思います.)


懇親会も,少ない人数でしたが非常に盛り上がりました.


懇親会のあとは,さいささんとコーヒーを飲みながら
同じ電車で一関に帰るまでいろいろと話をする時間がありました.
こちらにとっても非常に有益な時間となりました.

いつかは…

情報系以外でも優れた発表をしてくれる人が多くなったから,
そろそろ多くなりがちのテーマ(情報・キャリア・高専系)をのぞいた
高専カンファレンスがあってもいいのかなぁ…と思い始めたり….

さて,次回の高専カンファレンスは…

2/12のサレジオ2は,今年もチャペルを見に行く予定です.
その後3月には,Horuriku.rb×高専カンファレンス,三重などの
開催も予定されているようです.

高専カンファレンスin沼津に行ってきた!!

12月18日に沼津高専で開催された,
高専カンファレンスin沼津」に参加してきました.

今回の移動手段

今回もいつも通りの高速バス

いわき湯本IC(4:24)ー(いわき2号)→綾瀬駅ー(JR)→東京駅
ー(東名ハイウェイバス急行305号)→東名沼津(10:11)


時間的に間に合わなかったで,いわき駅発の始発に
乗ったはずなのですが,土曜日だったのでやや混雑気味でした.
やはり,アクアマリンパーク発の方が使いやすいですね….


東名ハイウェイバスは実は今回が初乗車でした.
(夜行バスで東名経由するバスにはよく乗っていたけど,昼行バスは初めて)
東名道は,ちゃんとバス停が整備されていることもあり
使いやすかったです.


その後,タクシーにて沼津駅に移動し,三島駅まで電車移動,
三島駅からタクシーで沼津高専に向かいました.


IMG_3575
三島駅前からの東レの工場のプラントと富士山


IMG_3582
沼津高専


高専カンファレンスin沼津

どうやらこの日は「中学生のための化学実験教室」が公開講座として
開かれていた様なので,そちらに向かおうとしたのですが,
さすがにそれはまずいかなと言うことで,会場である図書館へと向かいました.


IMG_3585
会場の沼津高専図書館


当日の#kosenconfのログは,いつも仕事ぶりに定評がある
イトウカイトさんの頁をご覧ください.
あとは,当日の動画も一応残っているようなので,
どうしてもみたいという方はご覧ください.

今回の発表内容

前半の発表は,ほとんど自分のスライド作成のため,
みられなかったのはちょっと残念….
次回からはちゃんと会場入りする前までに
スライドを完成させておきたいと思います….
今回は技術系の発表が熱かったなぁという印象があります.


後は,沼津高専関係者のニコ動ユーザーの多さに驚きました….

さて,自分の発表は…

今回は,今年のノーベル化学賞受賞テーマである
クロスカップリング反応」について,
非常にまじめに話をすることにしました.


高専カンファレンスで,真面目にフルで化学の話をすることは
実はなかった(今までは途中に実験などを挟んでいた)ので,
結構真剣に文献等をみながら,2ヶ月程度かけてスライドを作っていました.


今思うと説明が完全でなかったところや,
適当に飛ばしていたところがあるので,
もうちょっとスライド内容と
説明の中身を詰めておきたかったと,反省しきりです.


ちなみに,今回のスライドは
様々な思惑が渦巻くスライド(笑)となっているので,
スライドのUpは行いません.どうしてもほしいという方が
いらっしゃるのであれば,@かDMを飛ばしていただくか,
メールで連絡をください.お願いします.


でも,今回の会場に物質科の方がいてくれたのと,
あのスライドがわかりやすかったと
言ってくれた方がいたのがうれしかったです.

なお,クロスカップリングについて詳しく知りたい場合は
以下のリンクが参考になると思います.




今回の沼津開催は,学生主体で運営されていましたが,
卒業生と在校生がうまくタックを組んで,非常にすばらしい運営だったと思います.


次回以降は,神戸(1/8),1/22の3カ所同時開催(四国,北東北,鉱泉),
クオリティの高さに定評があるサレジオ2(2/12)と続いていきます.
北東北は運営に回る予定なので,興味のある方はご参加くださればと思います.

高専の学科にまつわるお話

kosenconf Adevent Calendar 2010参加エントリーです

昨日は@さんの「高専の先生にまつわるお話」でした.
昨日は先生にまつわるお話だったので,今日は職員にまつわる話でもいいかなぁと思ったのですが,
「赤とんぼ」や「EM-高専カンファレンス」でそこら辺の話は書いてしまっているし,
カンファレンスでもお話ししたことがありますから,今回は自重しましょう.


…で,今日は何について書こうか考えながら,悩んでいたのですが,
今日は,「高専の学科」についてかいてみましょう.


私は,一関高専の「物質化学工学科」を卒業して,
今は福島高専に勤務しています.
福島高専にあるのは,「物質工学科」です.


この2つの学科の違いってわかりますか?
多分,その学科に関係のある人じゃないとわからないと思います.
この2つの学科は両方とも化学系の学科ですが,
「物質化学工学科」は,化学工学的な要素を多く含み,
「物質工学科」は,材料や素材に重点が置かれた学科になります.

なので,「物質化学工学科」の実験は,工場で本物の蒸留塔の操作をするなど,
化学工学的な部分が多くあり,物質化学工学科の実習工場があったりします
(なので,入学時には白衣と作業着をセットで購入しました).


一方「物質工学科」では,高分子材料の合成など材料を作り出すことに
力点が置かれた実験が多く,蒸留塔の操作など行うことはありません(なので,白衣だけ購入する).


元々は,
「化学工学科(Department of Chemical Engineering)」
「工業化学科(Department of Industrcal Chemistry)」とよばれていたのですが,
平成の初めあたりから,生物化学的な要素を含む必要が出てきたため,
改称が行われ,「物質化学工学科」「物質工学科」と変化していきました.


さて,「物質工学」というと,単純に英語では「Material Engineering」
となってしまい,化学系の学科というイメージは薄れてしまうような感じがします.
高専において,「物質工学科」を初めとする化学系学科が
どのような英語表記をされているかを見てみましょう.


学科(日本語) 学科(英語表記) 高専
応用化学科 Department of Applied Chemistry 神戸市立高専
物質工学科 Department of Applied Chemistry 秋田
物質工学科 Department of Chemical and Biological Engineering 八戸,鶴岡,福井,宇部,佐世保
物質工学科 Department of Chemical Science and Engineering 東京,有明,都城
物質工学科 Department of Chemistry and Biochemistry 福島,沼津
物質工学科 Department of Material and Environmental Engineering 函館
物質工学科 Department of Science and Engineering for Materials 苫小牧
物質工学科 Department of Chemistry and Material Engineering 茨城
物質工学科 Department of Material Chemistry and Bioengineering 小山
物質工学科 Department of Chemistry and Materials Science 群馬
物質工学科 Department of Materials Engineering 長岡
物質化学工学科 Department of Chemical Engineering 一関・奈良
物質化学工学科 Department of Materials Chemistry 旭川
物質化学工学科 Department of Materials Science and Chemical Engineering 北九州
物質化学工学科 Department of Applied Chemistry and Chemical Engineering 富山(本郷)
生物応用化学科 Department of Chemistry and Biochemistry 鈴鹿
生物応用化学科 Department of Applied Chemistry and Biotechnology 新居浜
生物応用化学科 Department of Biochemistry and Applied Chemistry 久留米
生物化学システム工学科 Department of Biological and Chemical Systems Engineering 熊本(八代)
生物資源工学科 Department of Bioresources Engineering 沖縄

のように,同じ学科名のはずなのにそれぞれの高専によって様々な表現がされていることがわかります.


ちなみに,似たような学科で「材料工学科」というのも存在しています.
こちらはどちらかというと「金属材料」を元にする学科なので機械系の学科ということができます.

学科(日本語) 学科(英語表記) 高専
材料工学科 Department of Materials Science and Engineering 鈴鹿,久留米
環境材料工学科 Department of Environmental Materials Engineering 新居浜
マテリアル環境工学 Department of Materials and Environmental Engineering 仙台(名取)


こちらの方が本来の「Material Engineering」にちかいイメージになっています.

どのように表現しているかで,各高専・各学科がどの部分に力を入れたいのかがわかると思います.
私も調べてみて,これほどに差異があるものなのかとびっくりしてしまいました….


ということで,私の担当分はこれまで.
これから,明日の沼津の酷いスライドを作る作業が残っています…

明日は,沖縄の@さん,期待して待ちましょう.

高専カンファレンス2010秋in東京に行ってきた

10月2日に産技高専・荒川キャンパスで開催された,「高専カンファレンス2010秋in東京」に参加してきました.
今回は,アンカンファレンスの進行担当と,撤収担当というスタッフとしての参加でした.


アンカンファレンス

#kc2のルームマスター(学級委員長)を情報系数学屋のるみさん(副委員長)とともに担当していました.化学のさとうさんと数学のるみさんという組み合わせの部屋でしたので,多彩な分野の発表が繰り広げられました.
#kc2の発表内容は以下の通り.












時間タイトル発表者
13:25〜13:40超アナログ手法で学ぶおーがにっくけみすとりー+あるふぁ佐藤 潤/@junesa_to
13:40〜13:55三平方の定義で見る数学の魅力rumi_stardust
13:55〜14:10パソコン甲子園+時間が余ったらしゅみの話おかやん/@okayan08
14:10〜14:25iPadプログラミングについて@novi_
14:25〜14:40HCIの話(てきとーです)@taishou
14:40〜14:55クラウド?なにそれおいしいの?※情報系学生にオススメ@ito_yusaku
14:55〜15:10僕が感動した数学の話-I like mathematics-@minami106
15:10〜15:25iPhoneアプリ開発から始まる技術ラボの確立を目指して …世界に通じる技術者を育てたい!!@yassu425
15:25〜15:40組み込みシステムと高専OB-教官ネットワーク中村 正規


発表中のTwiiterのタイムラインは,いつもすばらしいまとめの仕事に定評のある,イトウカイトさんの頁をご参照ください.

高専カンファレンスin東京・アンカンファレンスの部-kc2
 http://narita.kakoku.net/log/un2.html#201


この部屋は,数学系の発表が2つあり,どちらも非常に面白かったです.
副委員長のるみ♪さんによる,「三平方の定義で見る数学の魅力」とminami106さんによる「僕が感動した数学の話-I like mathematics-」です.


るみ♪さんの発表は,中学で習う「三平方の定義(ピタゴラスの定義)」の証明についてのお話でした.
自己紹介部分だけスライドを使って,後は,黒板での説明となりました.まさにみんなで数学の授業を受けている感じでした.


minami106さんの発表は,彼自身が数学に目覚めるきっかけとなった定義についてお話でした.
発表のスライドがかなり作り込まれており,彼自身の話術と相まって非常にすばらしい発表でした.アンカンファレンスということで,部屋に20〜30人程度しかいなかったのですが,それだけの人数で共有するのはもったいない発表でした.
(幸い,neo6120君が,iPhoneで配信していたようです.彼には感謝したいです)

おそらく,今回の014tokyoにおいては最も優れたプレゼンの1つだったと思います.


その他にも,本編もすばらしく,時間が余ったら…の部分がさらにすばらしかった鉄道ネタに定評のあるおかやんさんの発表やHCI(human computer interaction)に関する@taishouさんの発表など様々な分野の発表がありました.

つたない司会進行で発表者の方に申し訳なかったかなと少し反省しています….



さて,
この部屋の最初に自己紹介もかねて,自分の発表を入れてしまいました.
今回は,アンカンファレンスで人数も少ないだろうから,みんなでできることをしようということで,

「Iと有機だけが友達さ」

をキーワードに,I(ヨウ素)の話をちょっと(これが+あるふぁの部分)と,CH4(メタン)の分子模型を折り紙で作ってみようというのにチャレンジをしてみました.

本当であれば,webカメラで手元を写す感じでやりたかったのですが,
準備不足でうまくいかず,やや時間オーバー気味になってしまったのが申し訳なかったですorz….

資料は後でアップ致しますので,お暇な方はチャレンジしていただければと思います.


アンカンファレンス終了後

あとは,撤収担当ということで,いろんなところを動き回っていたら,
LTは後半少ししかみられずじまい….

あとで,ustされていたものを確認しましたが,
超時空的な@june29さんや,盤石なロボコンネタの@hmskさんといった安定感のある方々をはじめ,いえろんくんなど,学生さんや初めての人も沢山発表していたのは良かったです.

ちなみに,Kosensei-Rank13位だったらしい….
そんなに活躍している印象はないんですけどね…(笑).


懇親会も多くの方に参加していただいたので,撤収に時間がかかってしまいましたが,無事に終了することができました.



参加していただいた方,発表していただいた方,
その他関係者の方,ありがとうございました.



今後の開催予定は,京都(11月13日),沼津(12月),サレジオ2(来年2月),
どこかには行きたいですね….

後は,近県での開催フラグが立ち始めているから,お手伝いをしていきたいですね…




反省点
 名札の大きさを活用できなかった
  → ラベルシールでもつくって,名札の裏にでも貼ってもらえば良かったかな…
    (プロコンでよくやっているシールの交換)

 懇親会でうまく他の人と交流できなかったかなぁ…
  → 自分から積極的に行かないとね…

 あっ,写真とるの忘れてた…orz

高専カンファレンスinサレジオについて

八戸から3ヶ月ほど間隔があいて,通算11回目の開催は,
東京都町田市にある私立のサレジオ高専です.


高専カンファレンスの活動に参加して,様々な高専に行く機会があるのですが,
私立の高専は今回が初めて.国立高専の最適化された校舎とは異なり,
デザインやセンスが光るサレジオ高専の美しさは,目を奪われるものがありました.

IMG_3050サレジオ高専IMG_3054



会場のサレジアンホールは,簡易教会として使われることもあるようで,
発表者の方は,十字架を背に発表するという光景が見られました.
サレジアンホール



今回は,首都圏での開催ということもあって,170名ほどの参加者.
発表も一般6件,LT14件で非常に多彩な内容,学食で開かれた
懇親会も100人以上の参加者があり,非常に盛況でした.

会場の様子会場の様子(上から)


シロスさんの研究成果の報告のようなきちんとした学術発表もあったりして,
IMG_3060


発表内容の質も向上している中,今回印象にのこったのは,

一般発表2の荒川さんの発表です.

「技術者の基準は人に教えられること」
 現に人に教えている立場にいる自分にとっては非常に考えさせられる言葉でした.


「マルチワラジのすすめ」
 数年前に,4足のわらじを履いていたことがありましたが,
 それぞれをキチンと進行管理しないで,かえってグダグダに
 なってしまった経験があるので,重い言葉でした.


もはや名人の域に達しているjune29さんのLTでも


「技術の歴史=物理的制約との戦い」
 結果としての成果のみが重視されてしまうけど,技術が
 生まれるきっかけというのは,こういった制約に
 打ち勝つためのものということを改めて気づかされました.


のように,毎回新たな発見がある,忘れかけていたことを確認させてくれる場として,
私にとっては非常に重要な場所になっています.


よく考えたら,高専カンファレンス=発表者(もしくは主催者)として
参加していたので,今回みたいにゆっくりと発表を聞けるのは初めて
だったなぁと,カンファが終わってから気づきました.


と同時に,発表していないという面では,少しだけ物足りなさを
感じたのも事実でした.


次は…,スタッフとして関わるのは大東京.開催としては奈良と石川.
奈良・石川は職場的に参加できるかどうか微妙なところなのが不安です.

あとは…,水面下で準備中のもあるようだから,
どこかでまじめな発表ができるように準備しておきたいところです.


最後に,参加・発表された皆様と,準備に関わられたinサレジオ実行委員会の
皆様,お疲れ様でした.ありがとうございました.


メモ:
 参加者が多くて,名刺が切れてしまうことが多いのでそれについての対応を考えておく.
  →記入式名刺や付箋紙を準備しておく

高専カンファレンスin八戸について

大東京,長野とつづいて怒濤の3ヶ月連続開催の
最後を飾るのは東北・八戸高専での開催.

地方開催は,毎回どうやって現地に向かうを考えるのが大変なのですが,
今回は,東北お得パスという,3日間高速バス乗り放題というパスを使っての旅行となりました.

1/29 いわき→仙台→盛岡→八戸
1/31 八戸→仙台→いわき

接続を考慮して多少時間間隔を空けたのですが,
初日は朝6時にいわきを出て,午後4時過ぎに八戸到着という
ほぼ10時間をかけての大移動となりました.

途中で寄った盛岡バスセンターがいい感じでした.
その日で閉店となるバスセンターのパン屋さんでパンを買って,切ない気分に浸ってみたり
結構面白い移動となりました.

盛岡バスセンター



さて,本題のカンファin八戸についてです.
さすがに本州の北の方だったので,それほど参加者は多くなかったのですが,
今回も多種多様な発表を見られた感じがします.

高専カンファレンスin八戸



今までのカンファレンスではなかなか会うことがなかった
 ・一関高専
 ・化学系学科の出身の方
 ・技術職員
の方にも,それぞれお会いできたのも収穫でした.

今回の発表は,大東京でやり残した技官のお仕事をきちんとまとめてみました.
Keynoteでのスライド製作になれなくて,単調なスライドとなってしまいました.
(ちなみに,当日のスライドとは一部改変してあります)



2次会で行ったお店もおいしかったですし,
hidemarohさんのバス待ちのために立ち寄ったコーヒーショップも
人数が多いのに臨機応変な対応をしていただき,ありがたかったです.

移動の都合上,次の日の早朝に出なければならないのは残念でした…

開催を担当されたMagistol君を初め,スタッフの皆さんお疲れ様でした.


さて,これで高専カンファレンス通算10回目の開催でしたが,
参加したのは,003東京,005九州,008東北 009大東京,011長野,012八戸の6回.
東北でも008東北(いわき)と012八戸の2回開催ができてよかったと思います.

他の開催フラグが結構立っているので,東北での開催はしばらく後になりそうですが,

次は,盛岡が北東北(八戸,秋田,一関)3高専からだいたい等距離にありますし,
参加してもらいやすいのかなぁと思います(アイーナとかありますしね).

あとは,仙台ですね….
交通の便のいいところで開催したいですね….

高専カンファレンスin長野について


大東京に続いて,2ヶ月連続開催となる今回は,高専カンファレンスの主要メンバーを
多く輩出していることで有名な長野高専での開催となりました.

連続して開催されるようになってくると,どうやって移動するかを考えるのが結構大変になってくる.
今回は,JR東日本の土日きっぷ
(http://www.jreast.co.jp/tabidoki/service/donichi/index.html )を利用して,
快適な電車の旅をすることにしました.

いわきに来てから,どこに行くのにも高速バスを使うことが多かったので,
今回が常磐線初乗車だったりします.

フレッシュひたち→あさま という順当なルートで長野入り.

「トンネルを抜けるとそこは雪国だった」という小説がありますが,
長野に向かうにつれて,だんだん雪は多くなっていきました.

で,長野高専に到着.
雪だるまの歓迎を受けて会場に入ると…

IMG_2299IMG_2303


「なんじゃこりゃー」というくらいの参加者の多さ….
長野という立地の近さもあるのかもしれませんが,
さすが,○○と評価の高い長野高専….

高専カンファレンスin長野


校長先生の開会挨拶があったり(しかもそこで銅鑼を鳴らす…),
かなり様々な分野の話が聞けたような気がします.

長野開催で特徴的だったのは,
留年・退学など,やってしまった系に関するお話で,
 ダブってしまった方
 消えてしまった方
などなど
現役の方に聞かせていいのかと思うような話も含まれていたりしましたが,
逆に言うと,こんな話は高専カンファレンスでしか聞く機会がないのだろうなぁと
思いました.

高専生のキャリア形成という観点からは,結構必要な話ですし,
むしろ,こういった話をしてくれた発表者の方に感謝したいところです.

ただ,技術的な話が少ないのではという意見があるのは難しいところ.
全体的にバランスのよい発表内容とできればいいのかなと思います.

私は,定番となった次回予告.



今回は「プレゼンテーションZEN」を参考にして,写真をうまく使ったスライドでした.

次の日は,M-Waveでスケート.
スケートよりも,建物の構造とかに反応してしまうのは,やっぱり高専生だからでしょうか…(笑)
さすがに十数年ぶりのスケートは余りうまく滑れませんでした…orz

開催を担当されたhush_inさんをはじめとする学生スタッフの皆さんと+αの皆様,
お疲れ様でした.ありがとうございました.

次の開催は,八戸.
東北開催となるので,盛り上がってくれることを期待したいところです.